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ヘアサイクル

髪の毛の「成長期」→「退行期」→「休止期」のプロセスの周期を
ヘアサイクル（毛周期）と呼びます
頭髪は10万本～15万本あり、年齢や性別・季節によって違いますが 1日に約0.3～0.4mmの速さで成長を続けています。
成長は永遠に続くわけではなく、やがて抜け落ちる運命にありますがこの髪の毛の一生をヘアサイクル（毛周期）と呼びます。
ヘアサイクルは3つの段階に分けられ

■ 成長期（2～6年）

　毛母細胞・毛乳頭の活動が活発で髪が成長を続け
全頭髪の80％以上がこの状態にある。

■ 退行期（2～3週間)

　毛乳頭は萎縮し、毛母細胞は細胞分裂を停止します。やがて毛母と毛乳頭が分離し、毛母は上昇を始め、髪の毛の成長はストップします。頭髪の1％程度がこの状態。

■ 休止期（2～3ヶ月）

　次の髪の毛の生成が始まるとともに、脱毛が始まります。

頭髪は、このヘアサイクルの中で生え変わります日本人の平均的な頭髪の本数10万本の人が 5年のヘアサイクルを持っているとした場合 1日あたりの抜け毛の本数を計算すると

10万本（全頭髪数）÷5年（ヘアサイクル）÷365日＝54.8本

やや短めのヘアサイクル3年の場合だと

10万本（全頭髪数）÷3年（ヘアサイクル）÷365日＝91.3本ということになります。

髪の毛は一本の毛が一生伸び続けるのではなくその髪の毛の寿命が終わると自然に抜け落ちて一定の期間を過ぎると同じ毛穴から抜けたものと同じ髪が生えてきます

人間の毛周期は、一本一本異なり頭髪全体が一度に抜け落ちてしまうということはありません常に一定の本数を保つようになっています。

ヘアサイクルを壊す合成界面活性剤

毛髪周期の寿命の平均は女性が約7年、男性が約5年くらいですこのサイクルがこわれると脱毛症を引き起こしたり抜け毛が増えたり髪がやせたりする原因になります。ヘアサイクルを壊す一番の原因は合成界面活性剤です。合成界面活性剤が頭皮の脂分や水分バランスを壊して新陳代謝を壊す原因になります頭皮が健康なら健康な毛髪が育ち、抜け毛も正常で健康な髪の毛が作られます頭皮が健康なら脱毛する事はありません。

健康な髪は正常なヘアサイクルから

ホルモンバランスが何かの理由で壊れてしまい皮脂分泌などが盛んになり毛髪の成長に支障を与えて、精神疲労・肉体疲労などが原因になってヘアサイクルを壊したりします。ストレス・加齢・栄養の偏りなどからヘアサイクルが崩れてしまうと健康な髪を保つことが難しくなり薄毛・ハゲのなどの大部分の症状は、このヘアサイクルが何らかの原因で短くなり髪が完全に成長する前に抜けることで起こってしまいます。成長期初期の髪は柔らかい軟毛で正常な人の場合硬い毛に育っていきますがヘアサイクルに異常が出てしまうと、軟毛の段階で抜け落ちてしまうことが多いのです。

健康な髪を育てるには

ヘアサイクルの休止期に入ると、毛乳頭は毛母細胞に発毛のサインを送り、毛髪は成長期に移ります。しかし何かの原因で毛乳頭が育毛のサインを送らなくなるとハゲてしまうのです。髪を太く長く育てるには、毛母細胞の増殖を促進して、成長期を長く持続させることが必要なのです。気になり始めたら育毛剤をつけ【休止期】を短くするようように心がける事も大事です。