若はげの原因と種類
「男性型脱毛症」とはAGA(エージーエー)と言い、Androgenetic Alopeciaの略です。
■脱毛症は何歳から?
何歳から薄くなるのかには個人差があり、その程度も色々です。
男性の場合は、早い人は18歳前後から脱毛が始まることもあり、
30代後半から急激な脱毛が進むこともあり、
年齢や進行のスピードにかなり幅があるようです。
遺伝だけではなく、ストレスや偏った食生活、不規則な生活などが続くと、
20代、30代前半からでも薄くなり、年齢より老けて見えてしまうことになります。
■壮年性脱毛症
ヘアサイクルの成長期が短くなり、髪の毛が軟毛化する脱毛症です。
成人になった男性が徐々に脱毛が進行する脱毛症の事を言います。
壮年性脱毛症の特徴は、頭の前の部分と頭のてっぺんの髪が薄くなるか、
どちらか片方、または両方から薄くなっていきます。または、額の左右の上部から薄くなり始め、
”Mの字”の形のように、徐々に頭頂部に向かうパターンもありますが、
このパターンは日本人には少なくて、欧米人に多いようです。髪が薄くなっている部分では、
髪の毛の寿命が短くなり、せっかく生えて来た毛もあまり育たないうちに休止期に入ってしまい、
髪の毛が細くなり、成長しないで抜けてしまい、その肯定を繰り返しながら、
少しずつ脱毛の範囲が広がっていきます。薄くなった部分をよく見ると、
産毛状の毛が生えているのがわかります。
■壮年性脱毛症の兆候
・頭皮や額が脂っぽい
・毛が細くなった
・フケが多い
・短い抜け毛が目立つ
・1日に150本以上の抜け毛がある
頭皮が脂っぽく、髪の毛が細くなった気がしたら危険信号です。
壮年性脱毛症が発症する前の兆候には、共通の現象があります。
頭皮が脂っぽいと言う事が、壮年性脱毛症の引き金になるかはよく分かっていませんが、
頭皮が脂っぽいということは皮膚呼吸を阻害して、髪の成長に悪影響をおよぼします。
壮年性脱毛症の初期の段階では「抜け毛が多くなる」「毛が細くなる」などの兆候があり、
次第に本格的な壮年性脱毛症へと移行していきます。
遺伝的要素を持っている人で、
上記の5つの兆候が見られる人はヘアサイクルが異常化している可能性があります。
脱毛の種類
AGA (Androgenetic Alopecia)=男性型脱毛症
男性の10人に1人の割合で発症するとされ、主に30〜40歳代から症状が目立って来て、
頭部全体ではなく、頭頂部と額の生えぎわから起こります。原因として、
「男性ホルモン」が大きく関与しているといわれています。
円形脱毛症
突然前ぶれもなく、髪が円形や不整形に抜けてしまいます。
男女共に、赤ちゃんからお年寄りまで誰にでも起こります。
ストレスが原因といわれていましたが、最近では、「自己免疫機能」と関係が深いと言う事が言われています。
脂漏性湿疹
Malassezia furfur(マラセチア菌)という菌は誰にでも存在するといわれていて、
この真菌が増殖すると皮膚に炎症を起こし、フケやかゆみといった症状を引き起こします。
そしてその炎症が悪化すると毛穴にまで波及して、
脱毛を引き起こす恐れがあるともいわれています。
抜毛症(ばつもうしょう)
学童期の子供に多い一種のクセで、正常な毛を自分で抜いてしまう抜毛症(脱毛症)。
精神的なストレスが引き金になるようで、自分で髪の毛を指でつまんで抜いてしまうので
脱毛箇所は不規則な形をしています。
年低年齢でのAGAの発症が増えています
生活スタイルの変化や大きなストレスが原因と考えられていますが、
若年齢性脱毛症は周りとの比較、あるいは周囲の目を気にすることで、
精神的なストレスが大きくなり、それが余計に脱毛症の進行を助ける結果になってしまいます。
AGAの原因はいろいろありますが、中でも特に若年性脱毛症の場合は遺伝の影響が大きいようです。
そのほか、甲状腺分泌機能障害や・膠原病・梅毒など、
全身性の病気によって脱毛が起こる場合があります。この場合は、頭髪が全体的に薄くなります。
また、女性は出産後に抜け毛が多くなることがありますが、
ホルモンバランスの変化によるもので、時間が経つともとの状態に戻ります。